飯舘村議会議員
横 山 秀 人

🌱 あなたの声を、村の未来へ。
小さな声が、村を少しずつ変えていく。
そんな対話のきっかけをつくりたいと思っています。

今月の議員活動

  • 12/5 議会全員協議会
  • 12/5 12月定例会(開会)
  • 12/5 産業厚生常任委員会
  • 12/5 議会活動情報交換打合せ
  • 12/9 一般質問(1日目)
  • 12/10 一般質問(2日目)私は、2番目(午前11時頃スタート予定)
  • 12/10 議会全員協議会
  • 12/10 議会運営委員会
  • 12/11 自主研修「AIで議会活動が変わる!議員のためのAI実践セミナー」(夜:Zoom)
  • 12/12 議会全員協議会
  • 12/12 12月定例会(議案審議・採決、閉会)
  • 12/12 広報編集特別委員会
  • 12/17 自主研修「持続可能な経営に向けた職場づくり」
  • 12/26 自主研修「議会報告会をどうしよう?~住民にも議会にも最適な工夫を探る~」(夜:Zoom)

上記以外に、村民との対話、調査、役場への報告等を実施

活動方針 〜 あなたの声を、村の未来へ 〜

私はこれまでの1期(4年間)の議員活動を通して、次の3つを学びました。

  • 村民の声が響く提案は実現する
  • 「諦めない姿勢」が道を拓く
  • 「丁寧な情報公開」が対話を生む

2期目は、第7次総合振興計画(策定中)の5つの柱を目指して、村民の暮らしに届く形で実行していきます。

重点政策(5つの柱)

  • なりわい:農林業・企業誘致・工業支援で、村に仕事と活気を。
  • 健康:診療体制と介護支援を充実させ、安心して暮らせる環境を。
  • 教育:子どもたちの夢を応援し、多様な進路支援を拡大。
  • 生活:交通・買い物・医療など日常の不安を解消。
  • 大震災(原発事故)からの復興:被災者支援を継続し、希望ある再生へ。

一般質問(令和7年9月定例会)

村民の声をもとに、6つのテーマについて質問しました。
中高生が行政に興味を持てるよう、先生が紹介する対話形式でまとめています。

1️⃣ 医療・介護福祉施策の将来像と診療体制の拡充

テーマ1:おじいちゃん、おばあちゃんも安心!未来の医療と介護の話

1. 問題の紹介

村に歯医者さんがなかったり、クリニックがやっている日が少なかったり…。お年寄りだけでなく、みんなが安心して暮らすための医療や介護について、どんな話し合いがされたのかな?

2. 対話形式での議論の要約

横山議員

「多くの村民が、診療日を増やしてほしい、歯医者を再開してほしいと願っています。原発事故前の暮らしを取り戻すためにも、村は医療体制をどうするつもりですか?具体的な将来像を教えてください。」

杉岡村長 「お気持ちはよく分かります。ですが、必ずしも事故前の医療が完璧だったわけではありません。例えば、救急搬送体制などは、様々な機関と連携できる今の方が進んでいる部分もあります。昔に戻すことだけを目標にするのではなく、今の村の人口やニーズに合った、新しい仕組みを作ることが大切だと考えています。一番の課題は全国的な医療スタッフ不足ですが、クリニックの運営者と診療日を増やすことなどを粘り強く協議していきます。」

健康福祉課長 「医療スタッフの確保は本当に大変です。村としても、相馬看護専門学校の学生さんに研修に来てもらうなど、将来飯舘村に関わってくれる人材を増やす努力をしています。」 (先生メモ:全国的なお医者さんや看護師さん不足は、飯舘村のような村にとっては特に深刻な問題なんだ。都会に人材が集中しがちだから、村が独自の魅力やサポートを打ち出せるかがカギになるんだよ。)

横山議員 「すぐに全てを元通りにするのが難しいのは理解しています。では、まずは週に1日だけでも歯医者さんに来てもらうようなことから始めることはできないでしょうか?」

3. この議論のポイント

まとめ: 住民が求める「震災前の安心できる医療」と、村が考える「今のニーズに合わせた新しい仕組み」。目指すゴールに少し違いがあるのが、この議論のポイントです。

2️⃣ 滝下浄水場上流部の河川土砂の保管と住民周知

テーマ2:私たちの飲み水は大丈夫?浄水場の土砂問題

1. 問題の紹介

みんなが飲む水道水を作っている浄水場のすぐ近くに、住民に相談なく土砂が置かれてしまったんだ。これってどういうこと?

2. 対話形式での議論の要約

横山議員

「なぜ村長は住民説明会に来て直接謝罪しなかったのですか?これはただのミスではなく、村と住民の信頼が揺らぐ重大な問題だと考えていますか?」

杉岡村長・中川副村長 「住民の皆さんに相談なく手続きを進めたことは間違いでした。説明会では改めて謝罪させていただきました。土砂を今から動かすことについては、山のまだ除染されていない場所の土もあるため、かえって放射性物質を流出させてしまう危険があります。そのため、土砂が流れ出ないように大型の土のうを積んだり、水を溜める池を増やしたりして、その場で厳重に管理する対策が最も安全だと判断しました。水道水の放射性物質濃度や水の濁りは24時間体制で監視しており、安全は確保しています。」 (先生メモ:こういう時、一番安全な方法を選ぶのは本当に難しいんだ。「土砂を動かすリスク」と「そのまま管理するリスク」を比べて、より安全だと専門家が判断した方法を選んでいるんだね。)

横山議員 「この問題は一部の地域だけでなく、村全体の飲み水の問題です。それなのに、村の広報誌ではこの件に全く触れていません。もっと全村民にきちんと説明するべきです!」

3. この議論のポイント

まとめ: 村は「土砂を動かさない方が安全」という技術的な判断を説明。一方、議員は「住民との信頼関係」や「丁寧な説明」が失われていることを一番の問題だと指摘しています。

3️⃣ 農家の事業承継・担い手支援・農景観維持

テーマ3:飯舘村の農業を未来につなげ!農家さんの悩みと支援

1. 問題の紹介

飯舘村の美しい田んぼや畑。でも、農業を続けるのが大変だと悩む農家さんも増えているんだ。村はどんなサポートを考えているんだろう?

2. 対話形式での議論の要約

横山議員

「農家の方々と話すと、物価高や後継者不足で本当に困っている声を聞きます。村の支援策がうまく伝わっていない気もします。農家、議会、行政の三者で、もっと気軽に話し合える場を作れませんか?」

杉岡村長 「村には、事業の引き継ぎや機械の購入などを助ける『未来へつなぐ農業支援事業』など、様々な支援策があります。普段から個々の農家さんとはお話をしていますが、議員がおっしゃるように三者で集まるというのも一つの方法かもしれません。ただ、議員と行政が待ち構えていると農家さんも話しにくいかもしれないので、会の持ち方は工夫が必要ですね。」 (メモ:良い話し合いの場を作るには、内容だけでなく「雰囲気づくり」も大切なんだね。)

3. この議論のポイント

まとめ: 村は様々な支援メニューを用意しているけれど、それが悩んでいる農家さんに届いていない「情報のミスマッチ」が起きている。どうすればその溝を埋められるかが課題です。

4️⃣ 有害鳥獣被害防止のための防護柵支援

テーマ4:サルやイノシシから作物を守れ!防護柵のバージョンアップ大作戦

1. 問題の紹介

せっかく作った野菜が動物に食べられちゃう…。村が貸してくれる防護柵も、うまく設置しないと効果がないみたい。どうすればいいの?

2. 対話形式での議論の要約

横山議員

「防護柵を設置しても、やり方が悪くてサルに入られてしまう農家がいます。特に高齢者だけでは正しい設置は難しい。専門家が現場で設置方法を指導してくれるような、もっと手厚いサポートはできませんか?」

産業振興課長・杉岡村長 「一件一件、専門家が現場指導するのは件数が多すぎて難しいのが正直なところです。対策として、誰でもわかるような設置マニュアルの活用や、広報誌の専門家コラムをもっと見てもらう工夫をしていきます。実はこのマニュアルは、数年前に福島大学食農学類の学生さんたちが作ってくれたものなんです。今後は集落単位での勉強会なども含め、正しい設置のノウハウをみんなで共有する方法を検討していきます。」 (先生メモ:大学生が村の課題解決に参加するなんて、すごいよね!自分たちの学びが、こうやって直接社会の役に立つって、素敵なことだと思わないかい?)

3. この議論のポイント

まとめ: モノ(防護柵)を配るだけでなく、正しい使い方(設置ノウハウ)をどう伝えるかが重要。個別のサポートが難しい中で、どうやって全体のレベルを上げるかが問われています。

5️⃣ 情報公開と信頼される村政

テーマ5:「それ、知らなかった!」をなくそう!もっと開かれた村政へ

1. 問題の紹介

村が企業と大事な約束を結んだのに、新聞を見て初めて知る…。もっと早く、村のホームページで教えてくれてもいいんじゃない?

2. 対話形式での議論の要約

横山議員

「企業との協定や、昔結んだ風力発電所の協定書などが、村のホームページに載っていません。なぜ住民が新聞報道などで後から知ることになるのですか?情報公開のタイミングや基準を見直すべきでは?」

村づくり推進課長 「重要な情報はできるだけ載せるようにしてきましたが、人手不足もあり、対応が遅れることがあったかもしれません。協定は契約行為なので事前に公開は難しいのですが、今後はできるだけ速やかに対応したいと思います。ただ、過去の全ての協定を遡って載せるのは困難なのが現状です。もし載っていない文書で必要なものがあれば、お声がけいただければその都度対応できるかもしれませんし、情報公開請求の手続きで対応したいと考えています。」 (先生メモ:「人手が足りない」というのは、多くの役所が抱える現実的な問題。だからこそ、私たち住民側も、ただ待つだけでなく、必要な情報を「教えてください」と声を上げることも時には大切になるんだ。)

中川副村長 「議員のご指摘を受け、村にとって重要な協定は、速やかに公表するのが基本だと考えています。今後、検討しながら対応していきたいと思います。」

3. この議論のポイント

まとめ: 議員は「村民目線での迅速な情報公開」を求めているのに対し、村は「人手不足や手続きの壁」を説明。信頼される村政のために、情報発信のあり方が問われています。

6️⃣ 未登記村有地の解消と登記体制強化

テーマ6:持ち主不明の村の土地?「未登記問題」を解決せよ!

1. 問題の紹介

地図に線が引かれていない村の土地が1100筆も!このままだと、家を売り買いしたり、村が新しい道路を作ったりする時に「この土地は誰のもの?」となってしまい、計画がストップしてしまう大問題なんだ。

2. 対話形式での議論の要約

横山議員

「この未登記問題は、一つの課で対応できる規模を超えています。このままでは解決に20~30年かかってしまうかもしれません。村全体で取り組むプロジェクトチームを作ったり、解決のための専用予算(基金)を確保したりすべきでは?」

杉岡村長・総務課長 「この問題が村全体の大きな課題であるという認識は議員と同じです。すでに外部の専門家も活用し、予算をつけて対応を進めています。ただ、専門知識を持つ職員が少ないため、プロジェクトチームの設置は今のところ考えていません。また、基金(専用予算)を作るよりは、毎年の予算の中でしっかり確保し、議会で審議してもらう方が適切だと考えています。」 (先生メモ:20年、30年もかかるかもしれない問題を、どうやって解決していくか。すぐに結果は出なくても、こうして地道な議論を続けることが、未来のトラブルを防ぐことにつながるんだね。)

横山議員 「そもそも、この問題を知らない村民も多いはずです。少なくとも土地に関係する人には『今、あなたの土地の隣はこういう状況ですよ』とお知らせを送るべきではないでしょうか。」

3. この議論のポイント

まとめ: 問題の深刻さでは全員の意見が一致。しかし、解決に向けた「体制(プロジェクトチームを作るか)」や「予算の形(基金か毎年度か)」という具体的な進め方で考えに違いがあります。

👉 ご意見・ご要望・ご提案等

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1期目の総括

議会活動報告会(令和7年9月6日)の資料です。
一般質問の自己評価を行っています。

プロフィール

村民と役場・議会をつなぐ「架け橋」として活動してきました。
「声を届け続ければ、村は変わる」という確信を胸に、2期目も挑みます。

飯舘村議会議員 横山秀人

昭和45年生まれ。
飯舘村役場に21年間勤務後、平成26年行政書士事務所を開業。
令和3年9月~ 飯舘村議会議員(2期目)
現在、産業厚生常任委員会委員長、議会運営委員会委員
趣味は、農風景や農作業の様子の写真撮影
Instagram @iitate.photo